『おきなわいいとこ巡り』vol.1 | wine bar BURGUNDY

おきなわいいとこ巡り

 

こんにちは。

 

気が付けば今年も残すところ、あとひと月。

年を追うごとに時が過ぎ去るのが確実に早くなっていく恐怖を前にして、「誰かが僕の周りだけ時間の流れを早くしているのでは」という陰謀説を、思わず真顔で唱えてしまいそうになっている山城です。

 

なんて、そんな与太話はさておきまして、実は僕、こうしてブログを始めるにあたって、かねてよりずっと構想を温めていた計画があったのですが、今日はついにその計画を始動させたいと思います。

題して、「おきなわいいとこ巡り」。

 

 

このコーナーでは、これまで僕がお世話になってきたお店や、ぜひ皆さんに知ってほしいお気に入りの場所などについて、僕が独断と偏見に基づいて勝手に紹介させていただきます。

詰まるところ、「せっかくブログという媒体を持つようになったのだから、お世話になっているお店を恩返しの意味も込めて紹介したり、僕のお気に入りの場所などについて情報を発信・共有していこう」という発想から生まれた企画です。

 

そんな記念すべき「第1回目」となる今回、浦添市は伊祖に店を構えて15年目を迎えたワインバー『wine bar BURGUNDY』をご紹介したいと思います。

 

 

僕とバーガンディーとの出会いは、今から14年ほど前に知り合いに連れて行ってもらった時にまで遡るのですが、以来、事あるごとに足を運ばせてもらっている行きつけのお店の一つです。

 

実は、人生における「座右の銘」とも言えるお言葉を恩人と慕う人から頂いた場所こそが、このバーガンディーなのですが、以来人生の節目となるような重要な話し合いは、すべてバーガンディーで行うようにしています。

ちなみに、こんなご時世ではありますが、店内の空調にはコロナウィルスへの感染予防策としても注目を集めている「ダチョウ抗体」が用いられていますので、安心してじっくり語り合える場所としてもおススメです。

 

 

さて、ワインバーなのでワインが美味しいのは当然のことなのですが、ワインを知り尽くしたマスターが手掛ける料理の数々も、まさに極上の一言

レストランやバーなどでワインを飲んだ際に驚くほど美味しかったり、あるいは上等なワインを頼んだはずなのに期待はずれだったりというような経験は、皆さん多かれ少なかれお持ちなのではないでしょうか。

 

実は、それらはすべて「偶然」によるものではなく「必然」だったりするんです。

 

 

言わずと知れた世界的なワインの名産地として知られるフランスの「ブルゴーニュ」地方。

その英名である「バーガンディー」を冠するだけあって、このバーガンディーもブルゴーニュ系の赤ワインを最も得意としている一方で、あらゆる嗜好に合わせた世界中のワインも取り揃えています。

 

そんな厳選され尽くしたワインが最も美味しく感じられるよう、神経質なほどまでにきめ細かい配慮とこだわりの下に1杯のグラスワインが注がれるのですが、それぞれのワインに完璧にマリアージュされたお料理も折り紙付きのものばかりなんです。

そんなマスターの不断とも言える研鑽と努力を間近で拝見してきましたが、「ワインを美味しく飲ませる」ことの難しさというものを、バーガンディー歴14年目にして、僕もようやく理解できてきたものと自負しています。



ちなみに、この冬の新メニューとしては「鴨鍋」が超おススメです。

 

頂き始めはあっさりと薄味なんですが、次第に鴨をはじめとする良質な具材から滋味が染み出すにつれて濃厚になっていく味わいを堪能した後は、締めに旨みたっぷりのまぜ麺を頂きます。

その味わいが変化する過程に合わせてシャンパンから白ワイン、赤は華やか系からずっしり系まですべて美味しく頂けるよう計算され尽くしており、まさに「ひと鍋で4度おいしい」

 

そんな贅沢なメニューとなっています。

 

ラムチョップの画像


そう言えば、これだけ熱く語っておいてからお尋ねするのも可笑しな話なんですが、「ワインを嗜む」なんて聞くと、少しばかり敷居を高く感じてしまう人も多いのではないでしょうか。

かくいう僕も、最初はそうでした。

 

「ワインのことなどまったく詳しく知らなくても、美味しく飲めればそれでいいかな」なんて本気で思っていた僕が、今では「趣味」の一つと言える位にワインを楽しむようになったのも、間違いなくバーガンディーの「仕業」です。

 

知識も経験も豊富なマスターの話に耳を傾けているうちに、何となくワインのことが分かってきたような気になり、少しでも分かった上で飲むワインの味わいは不思議とより深く美味しく感じられるようになり……。

気付いた時には、貴方もバーガンディーの虜になっていること請け合いです。

 

ワインのことなどまったく知らなくても、何の気兼ねなしにおひとり様でも安心して訪ねられる穏やかな雰囲気こそが、もしかしたらバーガンディーが持つ最大にして得難い魅力なのかもしれません。

 

 

ちなみに、来年にはオープンから16年目を迎えるバーガンディー。

開店当初からの常連さんが多いこともあって、多様な背景を持つ方々とアットホームな雰囲気の中で交流する機会が得られることも、大きな魅力の一つだと言えるでしょう。

 

実は、僕がバーガンディーに通い始めてまだ日も浅い頃、ひょんなことからマスターと常連さん数名とでボウリングに行くことになったのですが、それがきっかけとなって以来13年間、ほぼ毎月最後の日曜日に「バーガンディー恒例ボウリング大会」が開催され続けてきています

 

我ながら驚くことに、何と次回で数えること「第106回」

参加される皆さんご家族連れの方も多く、皆でわいわい楽しく和気あいあいとやっているのが、長く続けられている秘訣だと思います。

 

バーガンディーに一度でも足を運んだ方にはもれなく参加資格が進呈されますので、新メンバーの加入を心よりお待ちしています!

 

バーガンディーの外観写真

 

などと、思いの丈をつらつらと書き連ねてきましたが、いま画面上にある文字数カウンターを見て、既にこれまでに投稿したどの記事よりも長く文章を書いていることに気が付き、思わず苦笑いを浮かべております。

ラジコンしかりワインしかり、あるいはきっと内視鏡もなんでしょうが、自分の大好きなもののことになると、ついつい熱中して没頭してしまう性質は、どうやら子供の頃から大して変化していないみたいです。

 

今日の僕は完全に「バーガンディーの回し者」以外の何物でもありませんでしたが、本当に心から胸を張っておススメできる素敵なお店ですので、ぜひ一度、機会を見つけて足を運んでみてくださいね。



――以上、つい2年ほど前、とうとう勢い余ってお店から徒歩圏内の場所に引っ越してしまった山城からお送りいたしました(笑)。

 

山城   




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