当院は、くつろぎの環境で行うからだに優しい胃内視鏡検査を実施しています。
このような症状のある方は、胃内視鏡検査をお勧めします。
- 胸痛、胸やけ、慢性的に咳がでる。
- 食べ物がつかえる感じがする。
- 腹部膨満や上腹部痛がある。
- 便が黒っぽい。
- ピロリ菌を調べたことがない。
- 胃潰瘍の既往がある。
- 飲酒や喫煙が多い方だ(昔、多かった)。
- 短期間で体重が減少した。
- 消化器がん(食道、胃、大腸など)の家族歴がある。
胃内視鏡検査でできること
のど(咽喉頭)から食道、胃、十二指腸までを検査します。
粘膜の色調変化、凹凸などを直接観察することで、多くの情報を得ることができるので、がんの早期発見にとても有効です。
また、異常を疑った場合、生検を行って確定診断を得ることもできます。
<胃内視鏡検査でわかる病気>
咽喉(のど)・食道の観察と病気
- 咽頭がん
- 逆流性食道炎
- 食道がん
胃・十二指腸の観察と病気
- ピロリ菌
- 胃炎
- 胃がん
内視鏡の挿入経路は二種類
内視鏡の挿入経路は「経口」 と「経鼻」の二種類あります。
経口内視鏡 | 経鼻内視鏡 | |
挿入経路 | 口から | 鼻から |
メリット | 短時間検査が可能(例外あり) | 吐き気が起きにくい 会話が可能 |
デメリット | 頻度は少ないが、吐き気、頭痛が起こる 会話は不可 | 鼻の通り道が狭い場合 痛みを感じたり、鼻血が出ることもある 鼻炎や鼻の粘膜が弱い人は選択不可 |
検査の流れ
STEP.1 事前の準備
◇外来の受診
検査を希望される場合には検査前に一度外来を受診してください。
☆持参していただくもの:保険証やお薬手帳、紹介状、健診結果など
症状などから検査の必要性や検査を受けるにあたっての注意点など詳細を説明させていただきます。
不安な点は医師または看護師にご相談ください。
※外来当日に検査が必要と判断された場合には当日に検査をする可能性もあります。
◇検査前日の食事
・軽めの夕食を夜8時前に済ませてください。
・繊維質の多い食べ物や油っぽい食事はできるだけ避けるようにしてください。
・事前に服用中止と指示があった薬以外は通常通り服用してください。
・アルコールは避け、良く眠るよう心掛けてください。
STEP.2 来院後の流れ
◇受付
胃カメラの予約をお伝え頂き、受診手続きをお願いします。前処置室へご案内します
◇検査の準備
体調の変化、食事の状況、服薬などが出来ているか伺います。
胃カメラのみの方はお着替えの必要はありません。
貴重品につきましては、ロッカーに入れて必ず鍵をかけてください。(※紛失等、当院は一切の責任を負いません。)
STEP.3 検査の準備
準備が出来ましたら、検査室へご案内します
・胃の中の泡を取り除くお薬(消泡剤)を飲んでいただきます。
・鼻またはのどの麻酔を行います。
※鎮静剤を使う場合はここで点滴の準備も行います。
STEP.4 検査
呼吸や心拍のモニターを装着し、検査開始です。検査時間は5~10分程度です。
STEP.5 検査後
回復後、検査結果をご説明します
・リカバリースペースで1時間程度お休みください。(※お休みの時間は薬の使用状況により前後します。)
・お着替えの後、外来の待合スペースでお待ちください。
・検査結果の説明、注意事項などをお話しさせていただき終了です。
検査の費用(概算)
健康保険3割負担の場合
初診料・血液検査など | ¥2,000~¥3,000 |
胃内視鏡検査 | ¥4,000~¥5,000 |
病理組織検査(必要時のみ) | ¥4,000~¥7,000 |
合計 | ¥6,000~¥15,000 |
- 1割負担の方は上記の3分の1程度でお考えください。
- 経鼻・経口内視鏡とも上記金額です。
- 状況により異なる場合がございます。ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
よくある質問
胃内視鏡検査に麻酔は使用しますか?
A.使用します、麻酔に不安などあれば受診時にご相談ください。
経鼻か経口か選択できますか?
A.できます。詳しくは受診時にご相談ください。